英語を理解するために必要不可欠なことは、何と言っても「アルファベットを覚えること」でしょう。日本語が「あいうえお」を知らなければ話せないように、英語にとってのアルファベットは最初にマスターしなければいけない関門です。大文字で26、小文字で26の合計52。外国人がひらがなとカタカナを覚えるよりは、数字的には簡単なのかもしれませんね。
【自分や家族、友達の名前をローマ字で書けるようになろう!】
日本語をローマ字で書くことができるのは、アルファベットを覚える上で大変に便利です。まずは自分の名前や家族の名前。好きな男の子や女の子の名前でもいいですし、マンガの登場人物でもいいでしょう。そうなると、「A」「I」「U」「E」「O」は必然的に多く使いますし、逆に「P」「Q」「X」「Z」はほとんど使わなくなってしまいますが、まずは覚えられるものを確実に覚えましょう。大文字と小文字の区別がつかなくなってしまいそうな時は、大文字だけ、小文字だけを使うように意識させてみるものいいでしょう。
【駅の看板『駅標』はローマ字を覚えるのに最適!】
どの駅にも「駅標」という物があります。多くの駅標は、「前の駅と今いる駅、そして次の駅」がひらがなとローマ字と漢字で書かれています。人名では出てこない「P」や「Z」も、地名なら出てくることがあるんです。「さっぽろ(SAPPORO)」や「かなざわ(KANAZAWA)」などが良い例ですね。五十音順あるいはAから順番に覚えていく方法もありですが、身近にある物ごとをローマ字で書くことによって、多くの文字を自然とマスターすることができる方法として、考えてみてはいかがでしょうか。
【ローマ字の一覧表を作らせてから、単語に取りかかる方法も有効】
次のようなアルファベットの五十音表を作り、お子さんには各文字の組み合わせ(KとAで『か』)をカッコの中に記入させるという方法もあります。段と行はこちらで書いてあげれば、後は組み合わせるだけ。単純な作業ですから時間もかからずに五十音を埋める事ができるでしょう。それを基にして、単語をローマ字で書けるように練習するのも効果があります。
か(K) さ(S) た(T) な(N) は(H) ま(M) や(Y) ら(R) わ(W) が(G) ざ(Z) だ(D) ば(B) ぱ(P)
あ(A) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
い(I) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
う(U) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
え(E) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
お(O) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )
これを埋めるだけでも達成感を味わうことができます。また、解らないときにはこの表を見ながら覚えることも可能になります。自分の力で少しずつ前に進んでいることを実感させるのも、飽きない勉強をする秘訣です。