勉強好きになる第一歩!特技や関心事を勉強に取り入れよう!

子供・大人を問わず、好きなことや興味のあること、そして得意なことには適応力や記憶力が高まります。逆に関心のないことや苦手なこと、嫌いなことには順応しきれず、物を覚えることも難しくなります。大人でも男性なら車や競馬の競走馬、野球やサッカーの選手の成績、パチンコやパチスロなど、女性ならファッションや化粧品のブランドなど、趣味や関心事には物凄い知識を持っているけど、仕事の方はさっぱりダメという人がいますよね?

【お子さんが何に興味や関心を持ち、どんな特技を持っているかを知ること】

夫婦共働きで、なかなかお子さんと接する時間が持てないご家庭も多いと思いますが、是非お子さんが何に興味や関心を持ち、得意としているのかは知っておいて頂きたいことです。例えばそれがゲームであっても、特定の漫画やアニメであっても構いません。そして、長所は何かも、よく観察してあげてください。

【好きなことを加工、応用して勉強に取り入れる】

そんなことが簡単にできるか、と言われてしまう話ですが、お子さんの興味や関心事を勉強の中に取り入れることができれば、その勉強に対して何倍もの集中力と記憶力を発揮することができます。算数の苦手な子は、計算ドリルを何問解いても計算には強くなりにくい性質があります。九九の丸暗記などがその好例でしょう。「3×6=18」は覚えていても、「6×3=??」という子は沢山います。元々その方面に関心がないのに無理に頭に詰め込もうとしても、大人のような要領も心得ていない子供には効果は薄いんです。

例えば、特定のプロ野球チームを応援している子には、そのチームや選手の成績をモチーフにした計算問題を作ってあげるだけで関心はグッと高くなります。野球ゲームなどをするなら、自分の成績を計算するのも楽しみのひとつにできるでしょう。これがサッカー好きの子であれば、シュートの本数とゴールの本数に置き換えてあげればいいでしょう。「そんなことか」と思うかもしれませんが、頭の回転というのはそういうちょっとしたことで大きく変わるものなんです。

【いかに楽しく机に向かえるかがポイント】

「やだなー、面倒だなー」と思って勉強するのと、「これはどうなんだろう?」と思って勉強するのとでは、やはり成果に大きな差が出てきます。やっつけ仕事が手抜きになりやすいのと同じで、やりたくない勉強はその場だけやり過ごせばいいという感情が働き、結局何も覚えていないということもあるんです。ちょっと手を加えてあげることで「答えが知りたい」と思って取り組んでもらえればラッキー。いかに楽しく、興味を持って机に向かわせるかがポイントになるわけです。

【一人でやるより一緒に楽しんでくれる人がいるのがベター】

本来であれば一人で勉強するのがベストでしょう。お仕事や家事などでお父さんもお母さんも忙しいというのもよく解ります。しかし、できる範囲で一緒に考えてあげる。答え合わせをしてあげるだけでも「一緒にやってくれる人がいる」とやりがいも変わってきます。どの教科でも自分が楽しんで取り組める、そしてそれをサポートしてくれる人がいるのは心強くもあり、やらなきゃという使命感も出てくるものです。